2024.01.12 (Fri)
TOPICS お知らせ

スポーツから学ぶ組織づくり

1年の目標ですが、今年のテーマは共存です。いくつかの共存がありますがその内の1つを書かせていただきます。「競争と協力を共存させる事」です。強いチーム作りの為に大切な共存だと考えています。
個の集まりがチームになるので個の競争は大事なんですが、加熱しすぎると変な空気感になってしまったり、ルールや倫理感が崩れていく事もあります。
かといって、みんなが協力し合って良い雰囲気だとしても、時には力強く競争する事で刺激し合う環境がなければ、単にお互いに甘やかす仲良しクラブになってしまい、個々の能力が上がりづらく、結果として全体の競争力も上がっていきづらくなります。
チームスポーツの世界では非常にわかりやすく、昨年ラグビー日本代表なんかまさに、競争と協力が高いレベルで共存していたように思います。
試合前で一致団結して協力する前には、代表選手はレギュラー争いの場面においてチームメイトはお互いにライバル相手よりも少しでも良い結果を出せるように切磋琢磨をする。
その上いざ試合が始まれば、私欲を捨ててチームの勝利という目標の為に協力し合うことで1+1が5にも10にも増幅させ、実力以上の力を発揮する事ができるのでしょう。
法人、施設という組織作りについても同じことが言えるのでと思います。
個人では、支援、介助スキルや相談スキルや自分意見を伝えるなど、ライバル心に蓋をせず熱い競争をする。その上で法人、施設を成長させる為に私欲を捨ててチームの一員として協力し合う。

最後に「競争と協力が共存できる状態」をつくる上で大事な点を整理しました。

【健全な競争環境をつくる為に】
機会の平等、インセンティブの適正な格差、ルールの決定、正しい判定をする為に判定プロセスの可視化、広い意見収集

【協力ができるチームを作る為に】
チームで得た成果の分配を見える化する
チームプレイに於けるアクションを評価に反映させる
法人理念、方針、憲章をしっかりと示し、言語化して定期的に研修等を行う意識するようにする。

他にもたくさんありますが、長くなってきたので「競争と協力の共存」できる仕組み、システムを今年は作る準備を行います。これが目標の1つです。